助産師は国家資格です。資格を取るためには国家試験に合格し、厚生労働大臣から認可を受ける必要があります。
そして、助産師になるための条件は、看護師の国家資格を取得していることです。その上で、助産師として必要な教育を受けた後に、助産師国家試験を受けて合格すれば、助産師として活躍できます。
具体的には、2つのルートがあります。
1つ目は、高校卒業後に看護師および助産師課程のある4年制の大学に進学し、看護師と助産師の国家試験に合格する方法です。これが最も早く助産師の資格を取得する方法となります。しかし、助産師の教育課程の定員は少ないので、成績が優秀でなければ教育課程の選抜試験で落とされることもあります。
2つ目は、看護師を養成する大学や短大、専門学校で学んで、まずは看護師の国家資格を取得します。その後改めて短大や専門学校、大学院など助産師課程のある教育機関に入学し、1~2年間学んだ後に、助産師国家試験を受ける方法です。
2つ目の方法であれば、看護師資格を取得した後、看護師として働きながら、助産師の国家資格を目指すことが可能です。しかし、少子高齢化が進み出産数が減少している現在、助産師を養成する教育機関も減少しています。また、学校に通うためには、今の職場を退職しなければならないケースも少なくありません。
入学金や通学中の生活費など金銭的な問題もありますから、計画を立てて助産師資格を目指す必要かあるでしょう。
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